ジョギングをすると股関節が痛くなりませんか?実はそれ、フォームの問題やシューズが関係しているのかもしれません。この記事では、ジョギングによる股関節の痛みの原因や改善方法などについて詳しくご紹介します。
ジョギングをして股関節が痛くなるのはなぜ?
ジョギングを始めてしばらくすると、股関節に違和感や痛みを感じることがありませんか?もしかしたら、股関節周辺の筋肉の使い方やフォーム、シューズの選び方などが関係しているかもしれません。特に初心者の方は、無意識のうちに体へ余計な負担をかけてしまうことも。ここでは、股関節の痛みの原因になりやすいポイントを3つご紹介します。
股関節周辺の筋肉の問題
股関節の使い方に左右差があると、痛みにつながることがあります。たとえば、以下のような状態が続くと片方の股関節に負担がかかり、痛みが出てしまうのです。
- 左右の足で体重のかけ方が違う
- 片方の足だけ地面に長く接地している
- 走るときの股関節のブレが大きい
初心者の方は、特に自分の走り方のクセに気づかずに痛みを引き起こしてしまうことがあります。フォームを修正すれば改善するケースもありますが、根本的には股関節周辺の筋力バランスが関係していることが一般的です。
フォームが乱れている
ジョギング初心者の方に多いのが、ランニングフォームの崩れによる痛みです。正しいフォームで走れていないと、足や股関節に余計な負担がかかります。
以下のようなフォームの乱れには、注意が必要です。
- 足を前に出しすぎてしまい、着地の衝撃が大きくなる
- 腰が落ちた姿勢で走ることで、股関節に負担がかかる
- 足の蹴り出しが強すぎて、股関節に無理な力が加わる
このようなフォームの乱れは、疲れてくると特に起こりやすくなります。
走る前に軽くストレッチをして体をほぐしたり、短い距離から少しずつ慣れていくのがおすすめです。また、動画を撮って自分のフォームを確認してみるのも良いですね。無理のない走り方を意識すると、股関節の痛みを防ぐことができます。
シューズが合っていない
意外と見落としがちなのが、シューズの問題です。ランニング時の着地では、股関節や膝に体重の約3〜5倍の衝撃がかかると言われています。この衝撃を適切に吸収できないと、股関節へダイレクトに負担がかかってしまうのです。
クッション性の低いシューズや自分のサイズに合っていないシューズ、コンクリートなどの硬い路面ばかり走っていると、シューズが衝撃を吸収できずに股関節を痛めてしまうことがあります。シューズ選びはランニングの快適さに直結するので、自分に合ったものを選びましょう。
ジョギングで股関節を痛めないための予防法は?
ジョギングは健康に良い運動ですが、股関節に痛みが出ると走るのが嫌になってしまいますよね。股関節の痛みを防ぐためには、走る前の準備やフォームの見直しや、シューズ選びが大切です。ここでは、股関節を守りながらジョギングを続けるためのポイントについてご紹介します。
十分に準備運動を行う
ジョギングを始める前に、しっかりと準備運動を行うことで股関節の痛みを防ぐことができます。
太ももの前側にある大腿四頭筋や、足の付け根の内側にある内転筋をしっかりとほぐすことや足首を良く回すことがおすすめです。これらの筋肉や足首が硬くなっていると、股関節に余計な負担がかかり、痛みにつながることがあります。
走る前には軽いストレッチやウォームアップを取り入れて、股関節の動きをスムーズにしましょう。また、体をしっかり温めることで関節の可動域が広がり、スムーズに走れるようになります。
正しいフォームを身につける
股関節の痛みを防ぐには、正しいランニングフォームを身につけることが大切です。間違ったフォームで走り続けると体のバランスが崩れて、股関節だけでなく膝や腰、足首にも負担がかかってしまいます。
正しいフォームのポイントは、次のような点です。
- 目線は前を向き、背筋を伸ばす
- 肩の力を抜き、リラックスする
- 腕は前後に自然に振る(横に振ると体がブレやすくなります)
- 着地は土踏まずの内側あたりで優しく行う
- 膝を軽く曲げ、衝撃を和らげる
股関節に負担をかけないためには無理に大股で走らないことが大切です。無駄な力を抜いてリズムよく走ることを意識すると、長く快適に走れるようになります。
自分の足に合ったシューズを選ぶ
股関節の痛みを防ぐためには、シューズ選びもとても重要です。サイズが合っていない靴やクッション性の低い靴を履いていると、着地の衝撃がそのまま股関節に伝わり、痛みの原因に。
シューズを選ぶときは、以下のポイントをチェックしましょう。
- かかとがしっかりホールドされるもの
- クッション性が高く、衝撃を吸収してくれるもの
- 自分の足の形に合ったサイズ感のもの
特に初めてシューズを選ぶ方は、専門店などでプロに相談しながら選ぶようにしましょう。
シューズは走る頻度にもよりますが、約500〜800km走るとクッション性が低下してくるため、定期的に買い替えを検討することも大切です。
ジョギングによる股関節の痛みが改善されないのはなぜ?
ジョギングをしていて股関節が痛くなり、一時的に休んでもなかなか良くならない場合、単なる筋肉の疲労ではなく、ほかの原因が考えられます。長期間にわたって痛みが続いたり、歩くときにも違和感があったりする場合は注意が必要です。
痛みが改善されない原因のひとつに、変形性股関節症の可能性が考えられます。これは、股関節の軟骨がすり減ることで炎症や痛みを引き起こす疾患です。症状が進むと、日常生活の動作にも支障が出ることがあるため、早めの対応が大切です。
なかなか痛みが引かない場合は、当院にお気軽にご相談ください。無理をせず、早めの対処を心がけましょう。
ジョギングをして股関節が痛くなった時の対処法は?
ジョギングによる股関節の痛みが改善されない場合は、変形性股関節症の可能性も考えられることをご紹介しました。
単にフォームやシューズの問題で股関節が痛い場合と、変形性股関節症の可能性のどちらも考えられる場合は、整体院や整骨院、整形外科に相談することがおすすめです。ここでは、対処法についてご紹介します。
整体院や整骨院に相談する
股関節の痛みが気になる場合、まずは整体院や整骨院で施術を受けるのがおすすめです。スポーツによる体の歪みや筋肉の緊張が原因で痛みが出ていることもあるため、早めに施術を受けることで、回復を早めることが期待できます。自己流のマッサージやストレッチだけでは改善しにくい場合もあるので、正しい施術が受けられる整体院や整骨院に相談しましょう。股関節周りの筋肉のバランスを整えることで、再発防止にもつながります。
整形外科に相談する
近所に整体院や整骨院がない場合は、整形外科で診てもらうこともおすすめです。痛みだけでなく腫れなどのほかの違和感が続く場合は、軟骨や関節に炎症が起きている可能性があります。整形外科ではレントゲンやMRIを用いた検査ができるため、骨や関節の状態を詳しく確認できます。股関節の痛みが慢性化すると、日常生活にも影響を及ぼすことがあるので「そのうち治るだろう」と放置せずに早めに相談しましょう。
ジョギングによる股関節の痛みでお悩みの方は『めう整体院』にご相談ください!
この記事では、ジョギングによる股関節の痛みの原因や改善方法などについて詳しくご紹介しました。特に初心者の方は、フォームの乱れやシューズのサイズ感などが原因で股関節に負担がかかることが多いため、始める前にフォームやシューズのサイズをチェックしてみることがおすすめです。もし現在、ジョギングによる股関節の痛みでお悩みの方は『めう整体院』にご相談ください!