背中に筋肉痛のような痛みを感じていませんか？背中の痛みは、普段の動作や姿勢の影響から生じることが多く、誰もが悩んでいる症状です。デスクワークで長時間座りっぱなしだったり、家事や育児で無理な姿勢を取ったりすることで、背中の筋肉に思っている以上に負担がかかっているのかもしれません。
改善のためには、冷却や温熱療法を取り入れたり、状況によっては病院や整体に相談したりすることが大切です。
この記事では、背中の筋肉が痛い原因や改善方法、予防方法などについて詳しくご紹介します。
背中の筋肉痛のような痛みの原因は？
背中の痛みは、筋肉の疲労や姿勢不良、内臓疾患が関係していると考えられます。まずは、背中が痛くなる主な原因についてご紹介します。
筋肉の疲労や緊張
いつもとは違う動きをした時に背中が痛くなった経験はありませんか？そのような時に感じる痛みは、筋肉の疲労が原因であることがほとんどです。
背骨を支える脊柱起立筋や、肩甲骨の周りにある広背筋などの大きな筋肉は、体を支える大切な役割を担っています。これらの筋肉が疲れて硬くなると、血液の流れが悪くなり、痛みとして感じられるのです。
また、精神的に疲れている時も背中の痛みにつながります。ストレスがたまると、気付かないうちに体が緊張してこわばってしまいます。交感神経が活発になって筋肉が硬くなり、それが痛みの原因になることもあります。
姿勢不良
スマートフォンを見るときやパソコン作業をする時、猫背になっていませんか？悪い姿勢が続くと、背中の筋肉に大きな負担がかかってしまいます。
前かがみの姿勢では、本来であれば背骨全体で分散されるはずの体重が、背中の一部分に集中してしまいます。すると、その部分の筋肉だけが常に緊張した状態になり、疲労が蓄積していくのです。
デスクワークや家事で、長時間同じ姿勢でいることも、背中への負担を大きくします。立っている時も座っている時も、できるだけ背筋を伸ばして、体の重心が偏らないように意識することが大切です。定期的に姿勢を変えたり、軽く体を動かしたりすることで、筋肉への負担を減らしましょう。
内臓疾患の影響
背中の痛みは、必ずしも筋肉だけの問題とは限りません。実は内臓の不調が背中の痛みとして現れることもあるのです。
たとえば、腎臓や膵臓、胆のうなどの臓器に炎症や異常があると、その周辺の神経を通じて背中に痛みを感じることがあります。これを「関連痛」や「放散痛」と呼びます。
特に注意が必要なのは、安静にしていても痛みが続く場合や、発熱・吐き気・冷や汗などの症状を伴う場合です。また、食後に痛みが強くなる、尿の色がいつもと違うといった変化がある場合も、内臓の問題が隠れている可能性があります。
このような症状がある場合は、自己判断せず早めに医療機関に相談しましょう。
背中の筋肉痛のような痛みを改善する方法は？
背中の痛みを感じた時、まずは医療機関に相談してください。その上で、自宅でセルフケアを行ったり整体で施術を受けたりすることで痛みを和らげられます。ここからは、痛みを改善する方法をご紹介します。
医療機関に相談する
背中の痛みの多くは、筋肉の疲れや姿勢の問題からくる一時的なもので、自分でケアすることで良くなっていきます。
しかし、痛みが1週間以上続いていたり、日を追うごとに悪化していたりする場合は、整形外科に相談しましょう。じっとしていても痛む、夜も眠れないほどズキズキするといった症状があるときは要注意です。
また、発熱や吐き気、手足のしびれなど、痛み以外の症状がある場合は、内臓や神経系の病気が隠れている可能性があります。痛みが胸やお腹にも広がっている場合も同様です。
市販の痛み止めやストレッチを試しても全く改善しない場合も、病院での検査が必要です。自己判断せずに早めに相談しましょう。
痛みを和らげる冷却・温熱療法を取り入れる
背中の痛みには、冷やすか温めるかの使い分けが効果的です。
急に痛くなった場合や、患部が熱を持っているように感じる時は、まず冷やすことがおすすめです。保冷剤をタオルで包んで当てると、炎症を抑えて痛みを和らげることができます。冷やす時間は1回15〜20分程度を目安に、数時間おきに繰り返すと良いでしょう。
一方、慢性的な痛みや筋肉のこわばりを感じる場合は、温めるのが効果的です。お風呂にゆっくり浸かったり、温湿布や使い捨てカイロを使ったりすることで、血行が良くなり筋肉がほぐれていきます。
ただし、温めて痛みが強くなる場合は炎症がある可能性があるため、冷却に切り替えてください。
整体で施術を受ける
自分でケアしても痛みが続く場合は、整体の施術がおすすめです。
整体では、体全体のバランスを見ながら、筋肉の緊張をほぐしたり、姿勢の歪みを整えたりする施術を行います。背中の痛みの根本的な原因が姿勢のクセや体の使い方にある場合、その改善につながります。
当院でも、背中の痛みを改善するための施術を行っています。ぜひお気軽にご相談くださいね。
背中の筋肉痛のような痛みを予防する方法は？
一度背中が痛くなると、日常生活でも苦労しますよね。そのため、毎日過ごすデスク周りの環境や、立ち方・座り方といった姿勢を見直して予防していきましょう。ここでは、背中の筋肉痛のような痛みを予防する方法についてご紹介します。
デスク環境を見直す
長い時間を過ごすデスク周りは、背中の健康に大きく関わっています。デスク環境を見直してみませんか？
まずは、パソコンの画面は目の高さか、やや低めの位置に調整しましょう。画面が低すぎると首が下を向いてしまい、背中に余計な力がかかってしまいます。
椅子の高さも大切です。座ったときに足の裏全体が床にぴったりつく高さに合わせてください。足が浮いていると、無意識に体が緊張してしまいます。
キーボードやマウスは、肘を自然に曲げたときに手首が無理なく届く位置に置くのが理想的です。手首が反った状態が続くと、肩や背中にも負担がかかります。
腰の部分にクッションを入れると、骨盤が安定して背筋が伸びやすくなります。
これらの調整を行うだけで、正しい姿勢を楽に持続することができます。ぜひお試しくださいね。
立ち方・座り方を改善する
日頃の姿勢は、背中への負担を大きく左右します。特にデスクワークが多い方は、前かがみになっていることがよくあります。
座る時は、椅子の奥までしっかり腰をかけて、骨盤をまっすぐ立てるように意識してみてください。背もたれに軽くもたれかかり、肩の力を抜くとリラックスできます。両足は床にしっかりとつけて、膝と腰の角度がだいたい直角になるように座りましょう。
立っている時は、頭のてっぺんが天井から糸で引っ張られているようなイメージを持つと、自然と背筋が伸びます。あごを少し引いて、肩を後ろに軽く引くと胸が開いて呼吸も楽になります。体重は足の裏の真ん中あたりにかけるように意識すると、体が安定します。
初めは正しい姿勢を維持することが難しく感じるかもしれませんが、慣れれば楽にできるようになります。ぜひ意識して姿勢を正してみてください。
背中の痛みでお悩みの方は『めう整体院』にご相談ください！
この記事では、背中の筋肉が痛い原因や改善方法、予防方法などについて詳しくご紹介しました。
背中の筋肉痛のような痛みは、誰にでも起こりうる身近な悩みです。原因は、筋肉の疲労や姿勢の問題から、内臓の不調まで、さまざまなものが考えられます。
ほとんどの場合は自宅でのケアや生活習慣の見直しで改善していきますが、痛みが長引いたり、発熱やしびれなどの症状を伴ったりする場合は、早めに医療機関に相談しましょう。
もし現在、背中の痛みでお悩みの方は『めう整体院』にご相談ください。当院でも、背中の痛みを改善するための施術を行っています。少しでも早く改善させたい方は、お気軽にご相談くださいね。
