From 漆戸 拓真
大田区大森・蒲田にある整体院より、、、
本日もブログへの訪問ありがとうございます。
今回は腰痛、坐骨神経痛などの炎症症状がなかなか引かない方と油の関係についてお話ししていきます、
私達が日常何気なく口にしている食べ物に使用されている油にも身体に良いものと悪いものがあるのは、ご存知でしたか?
私も以前までは知りませんでした。
脂肪酸には大きく分けて2つあります。
1.飽和脂肪酸
動物性脂で酸化しにくく、加熱に強いのが特徴です。
肉類の脂、バター、乳製品、ココナッツ油、ヤシ油などです。
加熱調理する際に使用するといいですよ。
また、飽和脂肪酸は体内で合成できる為、必ずしも食事でとる必要はないのです。使い過ぎには注意しましょう。摂り過ぎず適度に使用したり食べたりすることが大事ですね。
2.不飽和脂肪酸
・トランス脂肪酸
これで炎症症状や病気になっている方が非常に多い脂肪酸です。
驚くかもしれませんが、分子構造上がプラスチックとほぼ同じなのです!
その為、食べると人間の身体が分解や代謝するのが困難なのです。
トランス脂肪酸を多量に含むモノとして代表的なのは、マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド、植物性油脂、植物油脂、加工油脂、パーム油などです。
またそれらを使用した食品(クッキーやスナック菓子など)にも多く含まれます。
アメリカでは、FDA(食品医薬品局)がトランス脂肪酸を含む油脂の食品使用について、2018年以降原則禁止と発表されているそうです。
・多価不飽和脂肪酸
私達の体内で合成できないもなので、食事などを通して外から補わなければならない「必須脂肪酸」なのです。
①オメガ3
αリノレン酸、DHA、EPAが多い油・食材です。
亜麻仁油・えごま油・しそ油、青魚、くるみ、アーモンドなどの豆類です。
青魚などに比べると量は少ないものの、卵類や貝類、海藻類にも含まれています。
オメガ3系油の特徴としては、酸化しやすく、熱に弱いことです。
また、亜麻仁油を選ぶポイントは有機栽培された、低温圧縮搾り(コールドプレス方法)で黒っぽい光を通さないものを選びましょう。
主な作用としては
・細胞膜を柔らかくする
・炎症を抑える
・アレルギーを防ぐ
・記憶力や学習能力を高める
・胎児・乳幼児の成長促進
・精神を安定させる
・発がん性を防ぐ
・子宮を柔らかくする
・血圧を下げる
・血液をサラサラにする
②オメガ6
代表的なのがリノール酸を多い油です。
紅花油・ひまわり油・コーン油などになります。
オメガ6は、市販の揚げ物や総菜、加工食品などに多く含まれています。
オメガ3同様に必須脂肪酸ですが、現代人は過剰に摂取している傾向があり、オメガ3とオメガ6との比率が1:50とも言われています。
それゆえオメガ6の摂取量を下げて、オメガ3の摂取を増やすのが必要です。
理想の比率としてはオメガ3とオメガ6の比率は1:1~4が理想とされています。
主な作用としては
・細胞膜を固くする
・炎症を促進する
・アレルギー症状を起こす
・記憶力や学習能力を低下させる
・胎児・乳幼児の成長を阻害する
・精神を不安定にさせる
・発ガンを起こしやすくなる
・子宮を固くする
・血圧を上げる
・血液をドロドロにする
③オメガ9 (オレイン酸)
オリーブ油・キャノーラ油などです。
オメガ9は体内で合成することが出来ます。
オメガ9は酸化しにくく熱に強いのが特徴です。
そのため、オメガ9は熱に強いので、炒め物などに適した油です。
普段の調理油をオリーブオイルに変更すれば、オメガ6の過剰摂取を防げるようになるのでおススメですよ。
なかなか良くならない腰痛や坐骨神経痛などの炎症が引かない方はオメガ3とオメガ6のバランスが崩れている方が多いです。日々の油を変えると、ずっと悩んでいた腰痛や坐骨神経痛などの症状が改善するかもしれませんよ。
また、ここまで読むとオメガ6は全てが悪のような気がしていますよね。
しかし、オメガ6が全て悪いわけではなく、オメガ3とともに協力して「脂質の役割」を担うほか、様々な生理活性物質を生むなど無くてはならない「必須脂肪酸」です。例えば血栓ができそうな時は血液の流れを良くするオメガ3の働きが、逆に出血した時は血液を固めようとするオメガ6の働きがそれぞれ必要です。
繰り返しますが、大切なのは摂取バランスです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
大田区大森・蒲田から腰痛・膝痛を無くして、大人も子供イキイキした人生を送れる心身を作る専門整体院
めう整体院
院長 漆戸 拓真